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京都岡崎 和モダン三階建ての家

_ 2022.05.11

京都市は景観条例が厳しく京都の歴史的な市街地景観を守るように和の家を建てるよう行政から指導されますが、
京都市内で多く指定されている防火地域と重なると外壁に可燃材・・・いわゆる木材などは使用しては駄目になります。
当然に木製の格子も駄目、板張りも駄目、柱を出す真壁も駄目、木製窓も駄目・・・総てを不燃材で囲えとの事ですが
そんな相反する条例を付して良い家が建つのでしょうか?本当に疑問しかありません。

大きな敷地ならいざ知らず、間口が狭く小さな土地が多い京都では味わい深いモルタル壁もなかなか出来ません。
すると不燃サイディングに頼るしかなく、さらに庇を出すと良く見かけるケイカル板を軒天に張るしかなくなります。
そんな新建材ばかりを使って建てたものが本当に京都の景観にそぐうのか?はなはだ疑問が深まります。

そんな不可思議な行政指導の下、苦労に苦労を重ねて出来上がった和モダンの家です。

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